精晟会とは

精晟会の成り立ちと特色

 

寺田精之先生は、養神館設立にあたっては拓殖大学先輩の塩田剛三先生を手伝い、その後も養神館合気道発展にご尽力されてきました。本部道場師範を務められた後、横浜市中心に、警視庁、企業、大学、団体、米軍海兵隊などで指導され、世界各国でのセミナーも精力的に行われました。寺田先生が指導する団体は「寺田地区本部」と称されていましたが、平成に入り先生の指示により持ち寄った案の中から「精晟会」が選ばれ今日に至っています。

 

精晟会の活動は、養神館総合演武大会参加、鎌倉八幡宮で指導者研修会(2012年で25回を数える)、合宿、県体協合気道連盟大会参加など幅広く行っています。精晟会各道場は寺田先生の合気道普及発展の理念を受け継き、横浜市を中心に活動し近年は他府県市のみならず海外にまで道場を広げています。

各道場は、非営利的な色彩が強く、和気藹藹とした雰囲気での稽古が特徴です。上達、健康、ダイエット、ストレス解消など目的を問わず、継続することが合気道にとっては大切で、精晟会各道場は長く稽古を続けやすい団体であると思います。

 

寺田先生は柔道・相撲に造詣が深く、審査技の中にはその影響を伺えるものがあり、精晟会の技はバラエティに富み、効果的だと評されます。

 

先生は養神館最高師範、養神館最高顧問、横浜市合気道連盟名誉会長、精晟会会長などを歴任されながら、道場での指導を続けられ長年にわたる合気道普及発展に対する功績に対して養神館より感謝状、横浜市からスポーツ功労賞が贈呈され、また平成20年に十段位を授与されました。

平成21年7月13日御逝去。先生の通夜、告別式には全国の弟子数百人が駆けつけ、世界中からも多くの弔電が寄せられました。

 

寺田精之先生が各地で蒔かれた種子は、今、大きな樹に育ち世界中にその枝葉を広げています。

 

 

 

精晟会会長 松尾正純

 


画像:養神館合気道 精晟会ロゴマーク
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