私の合気道

松尾正純先生 師範/八段
松尾正純先生

 私が初めて合気道に出会った1964年頃、合気道は、ほとんど世間にその存在を知られていなかった(もちろん私も知らなかった)。

 私に合気道養神会筑土八幡道場を訪ねるよう勧めた人も「面白い技を使う道場」としか表現できなかった。

 

  昭和39年3月入門(3280人目)した「私の合気道」は、 下記テキストと毎日の稽古体験に尽きます。

「合気道」 巻一

昭和33年8月15日発行

編集者:松田喬平

発行所:合気道 養神会 

 

 

[合氣道について

 合氣道は名人植芝盛平先生が、我国古来の各流各派の武術の精髄を採り、それに先生独自の工夫を加えて精神技術両面において、現代に即応した武道として戦後発表されたもの で、その技法には国宝的秘技と言われる、精妙なる古武術大東流合気柔術についての研究も大きく採りいれられてある。

 この大東流というのは八百余年の昔、新羅三郎義光が完成した源氏の武術と言われるもので、甲斐源氏武田家が代々これを秘蔵し、門外不出とした為、明治時代になって世に公開される迄、一般にはその存在すら知られていなかったものだと伝えられる。

 

技の概念            

 合氣道は一言で申せば、剣の理合を体に活かして行う体術である。技は総て剣の理合いによって組み立てられてある。

 投げ技、抑え技、捕り技、極め技など攻防自在のあらゆる技があり、これらの技には打ち手、当身、逆、蹴りなど取り入れられて、技の威力を絶対のものとする。

 また、その手に剣を取れば徒手の技と同じ要領で、そのまゝ合気独特の剣道となり、その威力を発揮する。

 この武道の最も大きな特色は、技を施す場合に相手と力の競合や揉み合いをせず、相手の力に自己の力を和するようにし、相手の力を利用して相手を制する仕組みであることである。

 姿勢の執り方、足の踏み方、体の捌き、力の用い方など特に工夫されてある。相手に一指も触れさせず、自己を少しも害うことなく強柔、意のままに相手を制するのが合気道の技の本領である。

 

稽古の方法         

 合氣道は純武術の建前をとってあるので、その稽古方法は、所謂試合の形式によらず武術の形の稽古によって行う。型の一つ一つを稽古して、之を身につけ実際に役立つようにするのである。

この武道には力の競合や揉み合いがなく稽古は過激にわたることなく行われるので、男女、年齢に拘わらず誰にも出来、また体格の大小、臂力の強弱などもさして関係ない。

 

健康法として     

 合気道の稽古は理想的な健康増進法だと言われる。それはその動作が必然的に体を柔軟にし、呼吸を整え、背柱を正しくし、腹力・腰力を養い、手足を強くさせ、また精神の集中を容易にするので全身の血行が非常に良好になろ為と考えられる。

 

 

松尾千津子先生
松尾千津子先生

横浜YMCAの体育館二階の観覧席で真下に繰り広げられた合気道の稽古風景を見た時、それまでバレーボールやバスケットといった球技をやっていて、チームで勝敗を争うことに、何か違和感を覚えていて、他のスポーツはないかと模索していた私は、求めていたのはこれだというひらめきを感じました。昭和44年8月の暑い夜のことでした。

 

精晟会あざみ野も早いもので三十年が過ぎました。その間、市主催の合気道教室、PTA依頼の護身講座、不登校児対象の合気道コース等いろいろな行事が入ってきましたが、その都度試行錯誤の連続で、与えられた機会や経験が勉強になり、その後の糧になるものでした。

また十数年前より東洋英和女学院大学で教えることになり、若々しい学生たちに囲まれ、彼女たちの技に取り組む素直な気持ち、熱心な稽古に刺激を受ける毎日です。

 

振り返って考えてみると、合気道を始めてから今まで、止めようと思ったことも嫌になったことも、一度もありませんでした。これだけ長い間やってこられたのも、慈悲の心で接してくださった先生、一緒に稽古を積んできた心優しい仲間たち、大勢の父兄の方々の協力等、見えない力に支えられ励まされて、続けることができました。

感謝の気持ちで一杯です。

 

これからも今までと同じように、合気道の素晴らしさ、楽しさを微力ながら伝えていきたいと思っています。

 

 

 

星裕二先生
星裕二先生

合気道は試合がない、すると稽古は試合の為の物ではない。

護身の為、 健康の為、 自己啓発の為、 伝統継承の為、 いじめに合わない為、 人それぞれである、私は何の為に今まで続けてきたのだろう、初めた理由があるにはあるが、その理由だけで続けてこれた訳ではない、では何の為、その答えを見つける為 今も稽古を続けている。

 

 

 

 

 

 

石黒行雄先生
石黒行雄先生

準備中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Evgeny Shimanovich先生
Evgeny Shimanovich先生

準備中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇都宮正敏先生
宇都宮正敏先生

準備中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像:養神館合気道 精晟会ロゴマーク
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